概要
浮動小数点の数値をIEEE 754 規格に基づき16進数表記に変換します。
説明
16進数表記の数値を浮動小数点に変換するVIについては以下のリンクにありますが、逆の変換を行うVIがないのでサンプルを作成しました。
○16進数表記を浮動小数点数に変換する方法 (IEEE 754) - National Instruments
http://digital.ni.com/public.nsf/allkb/6A1C0065BD3492AC8625766C001D9DB1
LabVIEWにおける浮動小数点の取り扱いは、IEEE 754 規格に基づいています。
○LabVIEWで使用できる数値のタイプにはどのようなものがありますか。 - National Instruments
http://digital.ni.com/public.nsf/allkb/4C728B84D7C4676186256F1100255B44?OpenDocument
そのため、16進数表記を行うための整数値への変換も「型変換」関数を用いることで、自動的にIEEE 754 規格に準拠した変換が行われます。
浮動小数点データを16進数表示にする方法は、出力したいデータ形式に応じて方法が変わります。
① 数値データとして表示させたい場合
「型変換」関数の「タイプ」端子に変換後のデータタイプを接続することで変換が行なえます。
16進数に変換する場合、符号なし整数データに変換します(32ビット単精度の変換であればU32、62ビット倍精度の変換であればU64)。
変換したデータを数値表示器で16進数表示する場合は、
表示器上、右クリック » プロパティ » 表示形式 » タイプにて16進数を選択してください。
② 文字列データとして得たい場合
基本的には①と同様ですが、型変換したデータを「数値を16進数文字列に変換」関数を用いて16進数の文字列に変換できます。

ハードウェア/ソフトウェアの要件
・LabVIEW 2013以降
コードの実装/実行手順
1. 16進数表記を行いたい小数点数値をDBLに入力してください
2. VIを実行すると、16進数表記が得られます