NI 9512でモーターを制御する際、LabVIEWプロジェクト上でAxisの設定を行う必要があります。
設定項目があまりに多いため、まずはどこを確認すればよいかの提案資料です。
※ この資料は、お使いのモーターが下記手順で動くことを完全に保証はしていません
1. ハードウェアをセットアップします
セットアップの詳細は、NI 9512のマニュアルをご参照ください。
P7000シリーズドライバを用いる場合は、下記資料がそのままお使いいただけます。
『GETTING STARTED NI 9512 C Series Modules and P7000 Series Stepper Drives』
※ この時点でNI 9512のLEDが点灯してなくても問題ありません
※ テストパネルでアクセスした際、LEDの1/2が点灯します
2. プロジェクトを作成し、cRIOをプロジェクトに追加する
プログラミングモードはスキャンインタフェースを選択します
3. cRIO上で右クリックし、新規 >> Softmotion Axis...を選択して、Axisを追加します
4. 追加したAxis上で右クリックし、プロパティを選択して、Axis Configuration画面を表示させます
まずモーターを動かすだけであれば、下記の3か所を設定するだけで基本的に問題ありません
5. General Settings
- Loop ModeがOpen-Loopになっている
- Axis Enabledにチェックが入っている
- Enable Drive on Transition to Active Modeにチェックが入っている
について確認します
6. Stepper
- Output Modeが正しく設定されているか
- Stepper Outputが正しく設定されているか
を確認します
7. Drive Enable
- Enableにチェックが入っているか
- Output Type/Active State/Safe Stateがドライバの仕様と一致しているか
を確認します
8. Applyを押して、Axis Configurationを終了します
Axis上で右クリックし、Interactive Test Panelを起動します
9. Drive EnabledがOnになっていることを確認し、下部のスタートボタンを押します
Enableになっていない場合は、緑の電源ボタンを押して、Enableに変更します。
Axis Configurationの設定に間違いがなければ、モーターが回転します。
正常に動作しない場合、Axis Configurationの設定を見直します。
エラーがでている場合は、下記資料をご参考下さい。
例えばエラー"-77120"の場合、アクティブ <=> 構成モードの切り替えが必要です。
cRIO上で右クリック >> ユーティリティ >> スキャンエンジンモード
から切り替えいただけます。
10. 問題なく動作した場合、エンコーダなどの設定を改めて行ってください
以上が、まずはモーターが動作するか確認するための簡単なステップです。
上記はあくまで一例ではありますが、Softmotion使用時の参考となれば幸いです。