08-01-2011 01:49 AM
お世話になっています。
2台のAD変換器「NI USB-6009」を用いて、データ収録をしたいと思っています。
できる限り、2台のデバイス間で同じタイミングでデータ収録をしたいのですが、
添付viのような方法で、デバイス1とデバイス2の各0チャンネルに、同一正弦波を入力して
データを取得すると、収録波形がずれたり、波形が重なったりします。
できる限り、重なった波形を収録したいと思います。
よりよい、Labviewのデータ取得のコーディング方法がありますでしょうか?
よろしくお願いします。
08-02-2011 06:49 AM
taka2様
いつもお世話になっております。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の巳波と申します。
複数のDAQデバイスを同期させて集録する場合、通常であれば同時にタスクを開始してかつ同じサンプルクロックを共有します。
USB-6009 は外部クロックのタイミングでサンプリングする機能がないため、サンプルクロックの共有はできませんが、外部トリガによるタスク開始は可能ですので、2台の USB-6009 のうち、1台のデジタル出力ライン(P1.3 など)からトリガ信号を出力し、2台それぞれのアナログ入力の開始トリガラインとして構成した PFI0 ラインに入力するという手法により、ほぼ同じタイミングによりサンプリングすることができます。
こちらで実際に動作確認致しました VI を添付致します。
(DAQアシスタントではなく、より柔軟性、パフォーマンスに優れた下位の DAQmx API を使用しています。)
物理的な配線は次のとおりです。(2台の USB-6009 のうち、1台が Dev3、もう1台が Dev4の場合)
尚、上記のスクリーンショットでは Dev3/ai0 と Dev4/ai0 に 1Hz の正弦波を接続しておりますが、他のチャンネルには基準化シングルエンドモードで何も接続していないため、ユーザガイドに記載されているとおり、約 1.4 V がサンプリングされています。
NI USB-6008/6009 ユーザガイドと仕様
http://www.ni.com/pdf/manuals/371303l_0112.pdf
宜しくお願い致します。