sinzanmono様
ディスカッションフォーラムへご投稿頂き有難うございます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の山下と申します。
呼び出しチェーン関数は、下位VIを呼び出しているVIのチェーンを返します。
例えば、VI1、VI2、VI3があるとします。
また、VI1のブロックダイアグラム上でVI2がサブVIとして実行され、
VI2で更にVI3がサブVIとして使われているとします。
この場合、それぞれのVIで呼び出しチェーンを実行した場合、以下のような配列が値として返されます。
-VI1: [VI1]
-VI2: [VI2, VI1]
-VI3: [VI3, VI2, VI1]
この関数を使用する例としては、下位VIから上位VIの名前を使用する場合(VIリファレンスを使うなど)で
上位VIの名前を固定せずに、そのアプリケーションでの上位VI名をプログラム的に取得することができます。
例えば、上記の例でVI1の名前を変更(VI1_testなど)あるいは別の上位VIで使う場合に、
VI3でVI1をVI1_testに変更することなく、呼び出しチェーンがその情報を取得します。
従って、ご自身が作成されるプログラムによっては
あまり使う機会はないかも知れませんが、VI階層間での管理で活用されることはあります。
宜しくお願い致します。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部
山下 顕多朗
