強度グラフのy軸の中心座標を変えたい

[kei1234]

初歩的な質問ですがお願いします．

現在，数値データから強度グラフを作成しています．

写真にあるように作成したグラフy軸の0点は一番下にあるのですが，これを矢印があるところを0点にしてそれより下はー表記にしたいのですが，何か方法はありますか？

[M.Shiraishi]

プロパティノードのYスケールのoffsetとmultiplierに値を入れることで動的に軸表示値の変更が可能です。今回はoffsetだけで良いかも知れません。

offsetは、Y軸の最小値になります。multiplierは、元データ1あたりいくつずつ値を変えるかの倍数です。「強度グラフに入れた配列のY方向のサイズの半分」をoffsetに入れれば、±も均等になります。

（下記はoffsetとmultiplierをペアで変えていますが、multiplierが1のままでよければ、プロパティ選択の最後をoffsetだけ選べば良いです）

当方のLabVIEWはverが相当古いため今のverのプロパティと並びが違うかも知れませんがこのプロパティはあるはずです。

[kei1234]

回答ありがとうございます．

そのことで質問なのですが，以下の画像のようにoffsetおよびmultiplieの数値入力画面が出てこないのですがどのようにしたらよろしいのでしょうか？

また，このやり方はグラフにカーソルを表示して中心点の座標を計算してoffsetに数値を代入して中心点を移動させるのだと思います．私は，数百個単位でグラフの出力を行う予定なので，手計算なしで中心点の座標もlabviewに任せる方法はないでしょうか？

[M.Shiraishi]

プロパティノード上で右クリックし「作成」から「定数」を選べば、必要な型に合った定数（ここでは実数が2個のクラスタ）が生成されてワイヤでつながります。その数値を変更して下さい。ここで生成されるクラスタは上がoffsetなのでY軸の最小値を入れ、下のmultiplierは特に倍数がなければ「1」を入れます。

なお、「中心点」というのは、「Y方向の中央」で良いのでしょうか?

Y方向の中央なり、何がしか配列の属性からプログラム自身が「中央はここだ」と演算できる限り、プログラムで演算してプロパティノードに入れれば良いです。

（前回紹介の方法は、固定の定数として入れる方法ですが）

例えば、Y方向の中央で良いならば、入れた配列のY方向の要素数を求めてその半分のマイナスをoffsetに入れれば良いのです。この場合は、offsetだけのプロパティノードに入れれば良いですし、multiplierが必要であれば絵の下側の例のように、2つをクラスタ化して入れればOKです。

[kei1234]

丁寧に解説ありがとうございます．

よく分かりました．

さらに質問なのですが，以下のように定数を作成した際にプロパディノ－ドとワイヤで接続できないのですが

どのように接続したらよろしいでしょうか？

[pipipi0405]

プロパティノードが書き込みモードになっていないからです。

プロパティノードの上で右クリックすると書き込みに変更できます。

[M.Shiraishi]

pipipi0405さんのおっしゃる通り、プロパティノードが書込みモードでなく読込みモードになっています。

スレッドの途中のkei1234さんの絵では書込みモードで記されていましたので、途中でうっかり読込みに変えてしまったのかなと思います。プロパティ名の右に小さい三角矢印があるのが読込み、左にあるのが書込みです。

なお、offsetですが「464.63」のようにプラスの値を入れようとしているようですが、これだと「464.63～1400くらい」になってしまいますがそれで良いですか?　多分「マイナス464.63」ではないかなと思います（真ん中らへんをゼロにするなら）。先に書きました通り、「Y軸の最小値にしたい値」をoffsetにします。デフォルトのY軸最小値は0ですから、offsetが足されるのでマイナスを入れます。

また、クラスタ定数が、左側がmultiplierになっていますが、クラスタ内の順序は「offset→multiplier」の順になっていますよね?　念のため・・・（逆でも接続できて実行できますが、値はおかしくなります）