08-10-2011 09:09 AM
現在添付のviのように複数のデバイスからアナログデータを取得しています。
シャーシのPXI1045にPXI-6259(Dev1),PXI-6254(Dev2),PXI-6254(Dev3),PXI-6220(Dev16)を用いています。
Dev1,Dev2,Dev3では30,000Hz、Dev16では4,000Hzで取得しています。
タイムスタンプを取ってはかると、Dev1,2,3は同じタイムスタンプで少しずつずれながあ同期し、Dev16だけ違うタイムスタンプの値となっています。
例えば、Dev16のタイムスタンプが1.000,1.100,1.200,1.300となっているときDev1,2,3では1.000,1.099,1.198と少しずつずれていきます。
以下のURLを参考にしても同様でした。
http://digital.ni.com/public.nsf/allkb/A8A2A96E114F49BA8625700D00074552?OpenDocument
ただし、Dev1,2,3のサンプル周波数を小さくするとこの現象は消えます。
この問題の原因と対策をご教授お願いします。
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08-16-2011 07:33 AM
shinichiro様
いつもお世話になっております。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の巳波と申します。
DAQデバイスを使用した場合に、最大サンプルレート以下のあらゆるサンプリングレートでデータ集録が可能なわけではございません。
サンプルクロックはタイムベースを分周して生成されるため、タイムベースの周波数を整数で割った数となります。
多くのDAQデバイスは20MHz のタイムベースを使用しており、例えばサンプルレートを 30000Hz に設定しようとした場合、20 MHz を 除数 666 で割った 30030.0300300300… Hz が使用されます。
つまり、期待よりもサンプリング周期が短くなるため、タイムスタンプの間隔も短くなります。
この問題を回避するためには、例えば 40000 Hz (= 20 MHz / 500) といったサンプリングレートをご設定ください。
この動作につきましては、下記の技術資料に記載されております。
データ集録の際に指定したスキャンレート(サンプリングレート)ですが、実際のスキャンレートはどうなっていますか?
http://digital.ni.com/public.nsf/websearchj/134CC419824199D986256F88000B31ED?OpenDocument
使用されたタイムベース、除数、実際のサンプルレートはプロパティノードにより取得することも可能です。
添付の VI をご参照ください。
宜しくお願い致します。
08-18-2011 07:38 AM
日本ナショナルインスツルメンツ技術部 巳波様
回答ありがとうございます。とても参考になりました。
参考までになのですが、どうしても30,000Hzでデータを取得したい場合は、何か方法はあるのでしょうか?
ご教授お願いします。
09-03-2011 08:25 AM
shinichiro様
30,000 Hz ちょうどでデータ集録するには、30,000 Hz ちょうどの外部クロック信号を別途用意して頂く必要がございます。
メニューバーの ヘルプ » サンプルを検索 から開くサンプルファインダ上にて ハードウェア入力と出力 » DAQmx » アナログ測定 » 電圧 » Cont Acq&Graph Voltage-Ext Clk.vi に外部クロックを参照するサンプル VI がございますので、こちらをご利用頂けます。(「Ext Clk」は External Clock = 外部クロック を意味します。)
宜しくお願い致します。
09-05-2011 06:54 AM
日本ナショナルインスツルメンツ技術部 巳波様
回答ありがとうございます。とても参考になりました。