03-13-2019 11:55 PM
加速度ピックアップから受け取った振動の電圧入力(画像1)をNI MAXで表示させる(画像2)過程でどういう変換がかかっているのかを知りたいと考えております。
画像1
画像2
現在こちらで把握しているものとしましては
の二つです。
これら以外に何か変換がかかっているのか、かかっているとすればどのような変換か、の2点について教えていただけないでしょうか。
使用している機器はNI9232とcDAQ-9185です。
以下表示時のNI MAXの設定画像です。
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03-14-2019 05:43 AM
平素よりNI製品をご愛顧頂きありがとうございます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の上野です。
画像1と画像2における変換は、感度とスケール後の単位変換です。
加速度計を使った振動計測ページにある感度の説明を例としますと、
「加速度計の感度が100 mV/gで、10 Gの信号を計測した場合、1000 mVまたは1 Vの出力が予測されます。」
よって、感度による電圧の除算ということで良いかと思います。
ACカップリングによるDCオフセットの除去に関しては、NI 9232データシートに記載されているように、ハードウェア側でおこなわれておりますので、MAX側でソフトウェア的に変換過程があるわけではありません。
この画面にある設定タブでは、振動センサの仕様書の値を入力する必要がございます。私の知る限り、感度が9.8m/s^2というのは見たことがないのですが、お使いのセンサ情報を教えていただくことは可能でしょうか?
03-19-2019 11:32 PM
返信ありがとうございます。
センサに関してですが、PV-91Cというセンサの使用を想定した設定にしています。
https://svmeas.rion.co.jp/download/catalog/PV-91C
重ねて質問させてください。
はじめに設定画像で示した設定においては、「加速度設定」の「設定」タブの「Iexソース」の値を「内部」にし、
「デバイス」タブの「カプリングモード」の値を「AC」に設定しています。
これを、「Iexソース」の値を「なし」にし、「カプリングモード」の値を「DC」に設定しても波が表示されると思います。
この2つの設定ではNI MAXにおいてどういった点で異なる処理がなされるのかについて教えていただけますでしょうか。
03-20-2019 12:55 AM
ご返答ありがとうございます。そのような感度のセンサもあるのですね。勉強になります。
さて、追加のご質問ですが、Iexソース設定は、励起電流供給ができるハードウェアでおこなえる設定でNI 9232では内部 4mA、もしくはなしの選択ができます。
カプリングモードがDCの場合、AC成分とDC成分を含む信号をそのまま測定します。
どちらの設定もNI 9232データシートにある入力回路図にあるとおり、スイッチ回路を制御します。設定を変更しても信号が入力されるのは、センサとの配線が閉回路となるからです。センサのカタログを拝見すると、2~4 mAの定電流電源が必要のようですので、Iexは内部に設定する必要があると思います。
03-20-2019 02:32 AM
おかげさまで疑問が解消しました。
丁寧に教えていただきありがとうございました。
03-20-2019 03:16 AM
無事解決して何よりです。
また何かございましたら、ご投稿いただけると幸いです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。