平素よりNI製品をご利用頂きまして誠に有難うございます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の宮本と申します。
お手数ではございますが、この件に関しましてご確認いただきたい点がございます。
1)長時間の温度集録をされているとのことですが、実際に読み取られている温度データの集録範囲、また時間に対する温度変化はどの位なのでしょうか。温度データ集録の開始時と終了時で測定対象温度は一定なのでしょうか。
2)LabVIEW8.0にてDAQアシスタントを使用し1Hzのサンプリングレートでデータ集録を行ったところ、8時間後にDAQアシスタントとMAX間、またDAQアシスタントと別測定器間にて2℃の誤差が生じるとのことですが、DAQアシスタントではMAXにて作成されたタスクと同様の設定(例えば冷接点補償の設定)をお使いなのでしょうか。よろしければ問題解決の為にお作りになられたプログラムと共にMAX設定のスクリーンショットをお送りください。
3)長時間の温度データ集録ですので連続集録をしていると推測しているのですが、データの集録速度と表示速度の間に遅延はあるのでしょうか。連続集録を行う場合、LabVIEWはバッファと呼ばれるメモリを使用するのですが、表示速度が集録速度よりも遅いと表示されるデータは最新のものではありません。測定対象温度に変化があり集録・表示速度に遅延がある為に、表示される温度に誤差が生じている可能性もございます。これが原因であるかを調べる為には、一度プログラムの実行を中断しすぐに再実行してください。これによりデータ集録がリセットされます。もし再実行時に表示されるデータが正しいものである場合、前述の遅延が原因である可能性がございます。
上記内容をご確認いただけますでしょうか。よろしくお願い致します。