GPIB通信を使用したソフト開発中に以下の問題が発生しました。
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GPIB通信機能を有するソフトとして以下の2本を有している。
①約10年前に開発し現在も安定稼働中
②現在新装置用に開発し動作確認中だが問題が発生中。
これらの環境において特定の機器(メーカーは同一だが②は①の後継機)との
GPIB通信ログに差異があり、プログラムの見直しやメーカーへの問い合わせ
等で解決を試みてきたが改善せず。
機器メーカーから「GPIBボードの型番により違いがあるのではないか?」と
のアドバイスを元に以下のことを実施した。
(1)①のソフトを②のPCで動作させた場合、どういう結果になるか?
【以下、比較用】
(2)②のソフトを②のPCで動作させた場合
(3)①のソフトを①のPCで動作させた場合
安定稼働中の(3)において、ibwrt→ibclr間に約300msecのウエイト(初期設定
でそのように設定しており合致)があり、ibclr→ibwrt間にも同様のウエイト
がある。
しかしながら(1)、(2)ではibwrt→ibclr間は(3)と同様だが、ibclr→ibwrt間
のウエイトが0~数十msec程度と短い。
これにより、問題のある機器では送信すべきコマンドが機器で処理される前
にクリアされる現象が発生していると考えられる。
ソフト側に問題があるのであれば、(1)も(3)と同様になるのではないか?と
考え確認したが、実際は(2)と同じ結果となったことから、GPIBの型番違い
による設定の違い等があるのではないか?という結論に至った。
なおNIMAXで確認出来るGPIBボードの設定に関しては、2つのボード間で同一
設定であることは確認済み。
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ibclr直後のibwrt送信までの時間に差があるのはなぜでしょうか?
またこれに関する設定はあるでしょうか?