平素よりNI製品をご利用頂きまして誠に有難うございます。
日本ナショナルインスツルメンツ技術部の宮本と申します。
ご返答ありがとうございます。
PFI0への入力信号をai2ではなくdio0に入力することで引っ張られる現象が回避可能であった旨確認いたしました。また、このデジタル信号の立ち上がりをアナログ電圧入力測定のスタートとストップの両方として使用したいという事も理解しました。
1)添付のプログラム(sample2.vi)を拝見いたしました。アナログ入力とデジタル入力の同期が出来ないということなのですが、各タスクをスタートする際(DAQmxタスクスタート関数を呼ぶ際)の順序が正しく制御されていないのが原因かと思われます。アナログ入力とデジタル入力を同期する際の一般的なプログラムの構築方法は、以下のサンプルをご参照ください。
Multi-Function-Synch AI-Read Dig Chan.vi
NIサンプルファインダ>>「参照」タブより、ハードウェア入力と出力>>DAQmx>>同期>>マルチファンクション>>Multi-Function-Synch AI-Read Dig Chan.vi
2)PFI0への入力信号の立ち上がりをアナログ電圧入力測定のスタートとストップの両方として使用する場合、参照トリガを使用します。詳細は、以下のリンク先とサンプルをご参照ください。
NI-DAQmxでの停止トリガの構成方法
http://digital.ni.com/public.nsf/websearchj/75A2FF1BFEABCA08862570A6000F3933?OpenDocument
Acq&Graph Voltage-Int Clk-Dig Ref.vi
NIサンプルファインダ>>「参照」タブより、ハードウェア入力と出力>>DAQmx>>アナログ測定>>電圧>>Acq&Graph Voltage-Int Clk-Dig Ref.vi
この際のデータ集録は、連続ではなく有限となりますが、PFI0への入力信号一周期分のアナログ入力をされたいという事ですので問題ないと思われます。また、サンプル数をサンプリングレート(25kHz)とPFI0のパルス周波数から逆算する際、パルス周波数が分からなければこれを読み取らなければなりません。以下のサンプルを使用し、パルス周波数を読み取ることが出来ますのでご参照ください。
Meas Dig Frequency-Low Freq 1 Ctr.vi
NIサンプルファインダ>>「参照」タブより、ハードウェア入力と出力>>DAQmx>>カウンタ測定>>デジタル周波数>>Meas Dig Frequency-Low Freq 1 Ctr.vi
参照トリガの使用方法をご理解頂き、上記二つ(パルス周波数が分からない場合は三つ)のサンプルを足し合わせたプログラムを構築することでご希望のデータ集録が可能であると考えています。
以上、よろしくお願いいたします。
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日本ナショナルインスツルメンツ株式会社 技術部 宮本 素臣
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