NI製品ディスカッション

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NI-FBUS Configurator 3.2について

お世話になっております。
表題の件について幾つか質問、または確認させて頂きたいことがあります。
 
・NI-FBUS Configurator 3.2ではHSE機器を、H1機器と同じように設定できるようになる、
という認識は正しいでしょうか。
・同時に設定できるHSE機器の数に制限はありますか。
・NI-FBUS Configurator for HSE 3.1.1からアップグレードする場合の価格について。
 
以上、よろしくお願い致します。
 
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メッセージ1/6
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平素よりNI製品をご利用頂きまして誠に有難うございます。
 
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社技術部の南と申します。
 
以下に回答をまとめましたのでご参考いただければ幸いです。
 
・NI-FBUS Configurator 3.2ではHSE機器を、H1機器と同じように設定できるようになる、
という認識は正しいでしょうか。
A. 正確には、HSE機器を設定するためには、HSE用NI-FBUS Configurator 3.2が必要になります。
 
・同時に設定できるHSE機器の数に制限はありますか。
A. 制限はあります。
弊社NI-FBUS Configuratorは、通常、Foundation Fieldbus(FF)機器: H1機器を最大124 (4 x 31)台設定が可能です。
FF規格上、HSE機器の1つのH1ポートを1H1セグメントといい、1つのH1セグメントは、ホスト機器を含め最大32台のFF機器しか接続できません。
そして、NI-FBUS Configuratorは、デフォルトで4つのH1セグメントにしか対応しておりません。
そのため、上記のようにFF機器を最大124台しか設定できません。
なお、HSE機器には、H1ポートを2つ持っているものや4つ持っているものなどがあるため、
接続するHSE機器により、HSE機器の制限数が異なります。
(なお、NI-FBUS Configuratorは、デフォルトで4つのH1セグメントにしか対応しておりませんが、
接続するセグメントを増やされたい場合、有償アップグレードにより16セグメント(最大496: 16 x 31)まで増やすことが可能です。)
 
・NI-FBUS Configurator for HSE 3.1.1からアップグレードする場合の価格について。
 
A. 大変申し訳ないのですが、価格などのお問い合わせ、製品構成やお見積りに関しましては
弊社営業窓口
フリーダイヤル: 0120-527196
Eメール: salesjapan@ni.com
へお問合せください。
その際、アップグレードの場合、以前ご使用されていましたソフトウェアの情報(バージョン、パーツ番号など)が必要になりますので、
お伝えいただければ幸いです。
お手数をお掛けいたしまして申し訳ないのですが宜しくお願い致します。
 
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
技術部 南 茂
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メッセージ2/6
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お世話になっております。
 
2番目のご回答についてですが、
「HSE機器がH1ポートを持つ」ということは、HSE機器とは「リンキングデバイス」
のことを指しているのでしょうか。
 
我々が言及しているHSE機器とは、H1ポートを持たない「HSEフィールド機器」を
指します。
HSE機器自身が持つFunction Block Applicationによって、HSE機器同士で
スケジュール通信を行えるような機器です。
下図の(*)に相当するものです。
 
               NI-FBUS
             Configurator
                  |
       ---+-------+-----+---------------+-------
          |             |               |
       HSE機器        HSE機器        リンキング
       (*)           (*)             デバイス
                                        |
                                        +----+------+----
                                             |      |
                                           H1機器 H1機器 ...
                                           (+)    (+)
 
我々の認識では、図より、
(+) HSE用NI-FBUS Configurator3.1以前のバージョンからコンフィギュレーション可能
(*) HSE用NI-FBUS Configurator3.2からコンフィギュレーション可能
だと思っています。
ここでいうコンフィギュレーションとは、ファンクションブロックパラメータの設定、
スケジュール通信の設定等を指します。
 
上図のようなHSE機器であれば、接続数に関して特に制限は無い、ということで
よろしいでしょうか。
 
以上、お手数ですがよろしくお願い致します。
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メッセージ3/6
4,044件の閲覧回数
いつもお世話になっております。
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社技術部の南と申します。
 
以下に回答をまとめましたのでご参考いただければ幸いです。
 
>「HSE機器がH1ポートを持つ」ということは、HSE機器とは「リンキングデバイス」のことを指しているのでしょうか。
 
そのとおりです。
 
> 上図のようなHSE機器であれば、接続数に関して特に制限は無い、ということでよろしいでしょうか。
 
本社の回答では、そのようなHSE機器であれば、接続数に制限はないとのことです。
ただし、これはあくまでもソフトウェアにより接続数の制限をしていないだけであり、
接続数のテストを行ったわけではありませんのでご了承ください。
 
> 我々の認識では、図より、
>(+) HSE用NI-FBUS Configurator3.1以前のバージョンからコンフィギュレーション可能
>(*) HSE用NI-FBUS Configurator3.2からコンフィギュレーション可能
> だと思っています。
HSE用NI-FBUS Configuratorは、以前のバージョンも最新版のバージョン3.2も
このような接続できるデバイスに関しては変わらず、(*)、(+)両方のデバイスのコンフィグレーション可能とのことです。
こちらに関しては、何かこのような違いを感じられるようなことがありますでしょうか?
もしありましたらご連絡いただければ幸いです。
 
以上、ご回答になりますでしょうか?
今後ともよろしくお願い致します。
 
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
技術部 南 茂
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メッセージ4/6
4,025件の閲覧回数
お世話になっております。
 
> HSE用NI-FBUS Configuratorは、以前のバージョンも最新版のバージョン3.2も
> このような接続できるデバイスに関しては変わらず、(*)、(+)両方のデバイスの
> コンフィグレーション可能とのことです。
Configurator 3.1でHSE機器のコンフィギュレーションができないというのは
我々の認識違いだったようです。お騒がせしました。
我々が持っているHSEフィールド機器では、3.1でファンクションブロックを認識できないのですが、
ファンクションブロック部分がプロトタイプであるため、機器の実装に問題があるのかもしれません。
これに関してはこちらで調査してみます。
 
ところで、貴社の3.2の紹介ページに、new featuresとして、
"6. Enhanced HSE network configuration in Interface Configuration Utility"
という項目があるのですが、これは具体的に何が変わったのでしょうか。
 
また、HSEフィールド機器は、製品としてはまだ世に出ていないと認識しています。
御社がどのようなHSEフィールド機器で検証を行っているのか、
差し支えなければ教えていただけないでしょうか。
 
度々お手数をお掛けしますが、よろしくお願い致します。
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メッセージ5/6
3,977件の閲覧回数
いつもお世話になっております。
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社技術部の南と申します。
 
> 我々が持っているHSEフィールド機器では、3.1でファンクションブロックを認識できないのですが、
 
こちらに関しては、詳細などわかりましたらご連絡いただければ幸いです。
もしかしたら、NI-FBUS for HSE 3.2からの新機能で対応しているため、NI-FBUS for HSE 3.2では問題なく認識されるかもしれません。
(詳細に関しては以下の情報をご参考ください。)
 
> ところで、貴社の3.2の紹介ページに、new featuresとして、
> "6. Enhanced HSE network configuration in Interface Configuration Utility"
> という項目があるのですが、これは具体的に何が変わったのでしょうか。
 
新しいNI-FBUS バージョン3.2のInterface Configuration Utilityにおいて強化された点は以下の3つです。
 
1)複数のイーサネットアダプタに対応しました。
1台のPCに、2つのイーサネットアダプタがある場合
(例えば、1つのイーサネットアダプタでインターネットを使用し、もう一つのFFネットワークを構築する場合など)、
FFネットワークで使用するイーサネットアダプタを選択することができるようになりました。
 
2)HSEデバイスやHSEリンキングデバイスを検出する方法を変更できるようになりました。
バージョン3.1においては、パッシブモードにしか対応していなかったため、
Interface Configuration Utilityは、HSEデバイスなどから送信されるパッケージを待つだけでした。
しかし、いくつかのHSEデバイスは、特定のメッセージを受け取らないとパッケージを送信しないため、それらデバイスを検出できませんでした。
NI-FBUS バージョン3.2では、アクティブモードにも対応したため、
Interface Configuration UtilityやAdd Interface Wizardは、最初にHSEデバイスにメッセージを送信し、
それによりバス上にあるそれらHSEデバイスも検出することができるようになりました。
 
3)FF-890 FS1.6仕様に対応したHSE FB Object Directoryのための32ビット配列データに対応しました。
バージョン3.1においては、16ビット配列データしか対応していなかったため、最新のHSEデバイスのいくつかでは通信の際にエラーが起こっていたのですが、
バージョン3.1においては、通信できるようになりました。
> 御社がどのようなHSEフィールド機器で検証を行っているのか、
> 差し支えなければ教えていただけないでしょうか。
 
これに関してはあまり詳細な情報はありませんが、わかっている範囲で回答させていただきます。
HSEリンキングデバイスとして、
弊社のFBUS-HSE/H1、Softing社のFG-300、Rockwell社のリンキングデバイスを使用しました。
HSEデバイスとしては、
Rockwell社のリンキングデバイスをソフトウェアによりHSEデバイスのようにシュミレーションさせて使用したようです。
 
以上、ご回答になりますでしょうか?
今後ともよろしくお願い致します。
 
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
技術部 南 茂
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メッセージ6/6
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